MamaCanスタッフブログ~手離す勇気~ 

3月と言えば、別れの季節。

謝恩会や送別会、卒園式に卒業式の準備など、慌ただしく過ごされている方も多いのではないでしょうか。

4月に向け子どもの進級などで新たなものを用意すると、これまで使っていたものを処分する方も多いと思います

想い出が詰まっているとなかなか捨てられないですよね。

今回のブログは、子どもが使っていたモノは捨てるに躊躇、夫の使い古しは潔く処分できる運営スタッフ野村が担当です。

今回私が手離すもの、いや、手離さなくてはならないモノ。

「モノ」ではないかも知れませんが、とても大きなモノが無くなります。

MamaCanから配信を受け取っていただいている皆様はご存知の通り、北小金のピコティ西館にある「ままラボ北小金店」が今月の23日に閉店します。私は昨年4月から、そこの責任者を務めていました。

MamaCanに加わったと同時に大役を任せてもらったはいいけれど、MamaCanのこともまだよく理解できていないまま(今だから言える)、7名のスタッフを迎えました。

長男も入園したばかりで新しい生活にもなれる間も無く、次男を連れての子連れ出勤。膨大な資料やマニュアルの作成に日々。

お客様や企業様とのやり取りもあり、中の仕事と外の仕事、ままラボ以外のMamaCanの業務もあって、目の前にある仕事をこなすことでいっぱいの毎日でした。

ましてや常に子どもがそばにいるので、20分で終わる仕事が半日かかったり、電話1本するのに子どもの声が気になったり。打ち合わせ一つ、子どもが同席することで相手側の顔を伺いながら申し訳ない気持ちで打ち合わせに臨むこともしばしば。

覚悟はしていましたが「子どもと一緒に働く」難しさを痛感しました。

そんな中、やはり力になってくれたのは、一緒に勤務するスタッフでした。同じ環境でわからないことだらけで不安だったこともきっと多いはず。

それでも自分にできることをと、限られた時間の中で率先して仕事を担ってくれました。

ままラボを盛り上げようと沢山企画のアイデアも出し合いました。

勤務以降もみんなでああだこうだと言いながら、来る人に楽しんでもらいたい!ちょっとでも売上を伸ばしたい!と一人一人が積極的に参加してくれる職場でどんなに助けられたことか。

ままラボはオーナーの企業様がいらしたので、わずかオープンから8ヶ月目で次年度の継続に関しての話し合いが持たれました。

「まだ8ヶ月、、、」

来場者数も安定し、売上も伸びてきた頃に継続の選択。

何度も話し合いや企画書の作成に、経費試算をしましたが、埋められないものの方が大きく、理想や気持ちだけではやっていけない現実を目の当たりにしました。

活き活きと勤務するスタッフを前にモチベーションを維持しなくてはならない辛さを実感。

そしていずれはその事実をスタッフに伝えなくてはいけないことも。

私の立場としては、最終営業日まではまだ泣けない!!と自分に言い聞かせる日々。

つい先日、最後のスタッフミーティングがありました。

「閉店日までイベントを」「これまで来てくださったお客様に感謝を」

最後の最後まで、スタッフ全員がままラボに懸けてくれる想いは何よりも大きな財産です。

ままラボは開店当初、「ママのステップアップを支援するままラボ」としてスタートしました。結果、私自身のステップアップはもちろんのことMamaCanの経験値はアップ!

形として残らない職場、手離さなくてはいけない環境。

ですが、見えるものが全てではないと教えてくれたことに感謝の気持ちでいっぱいです。

MamaCanに運営を、と声をかけてくださったオーナーにもチャレンジの機会を与えていただきました。

閉店まであと3週間。

あ、ままラボが閉店しても、MamaCanはなくなりませんよー!

よく聞かれますが、それだけMamaCanと一連であったと嬉しく感じます。

多くの方に支えられたままラボ、最後まで走り抜けます!

最後まで温かく見守っていただければ幸いです。

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